天藍の篆刻・別館

小さな石と、刻む文字  感じる景色、託す想い


「お年賀用のハンコ」

皆様、年賀状の制作は順調ですか?「あ〜耳が痛い」って方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか(笑

でもまだ大丈夫。間に合います。
文字だけでは在り来たりになってしまう年賀状も、例えば「福」「寿」などの吉語印を捺す事でシンプルながらぐっと存在感のある画面になります。たった一文字の印でも、その文字のもつ言葉としての意味が、幸多かれと願うあなたの気持ちを伝える事が出来るのです。

ところでこの時期、篆刻の仕事は忙しくなります。年賀状だけではなく書き初めや新春の歌会にお使いになる印のご注文が多くなるからです。そんな中で気付いた事、今年は一つの傾向があるようです。パソコンで出力した葉書等に印を組み合わせて新しい感覚のデザインを楽しまれる方が増えた事。そして、そこに捺す印もガリガリッと素朴なタッチのものより、クラシカルだけどシンプルな新しいアレンジの文字を望まれるパターンが多い事です。これはいくつも印をお持ちの、つまり経験のある方ほどその傾向が強いようです。色々な意味で旧来の閉塞した感覚からの脱却を感じられる現象のように思います。

また、ガッチリした白文よりも朱文でのご注文の方が圧倒的に多い事も特徴的です。これは天藍の篆刻のお客様は女性の方が多い事とも関係あるかも知れませんが、一つのはっきりとした傾向のように感じます。



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  1. 2005/12/07(水) 05:54:18|
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「25年前と今日の思い出話」

いつも12月になると鈴の音とともに聞こえてくる彼の声は、今年も温かく沁みる。
そしてもうすぐ、またこの日がやってくる。12月8日。

まだ中学生だった私はラジオでそのニュースを聞いた。一瞬その意味が理解できず、そしてふわっと心が体から離れてしまうような感覚を覚えた。本当に、どうしていいのかわからなくて、いつも行っていた喫茶店へと向った。その店で会える、まだガキだった私を受け入れてくれてた大人達は、ただ話しをするともなく時を共有してくれたっけ。店を出ると足下に、吹き寄せられた奇麗な落ち葉があったのを今でも憶えている。

その後かなり長い間、遠いところで起きた一人の優しくていかれた男の死と言う現実に心がゆらゆらと揺れ続けながら、自分の中に彼の歌声とメッセージを沁み込ませていった。




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  1. 2005/12/05(月) 08:44:41|
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