先日のエントリでは、見方によってはネガティブな印象の記事を書いたんですが、別にそれだけじゃないんです。今日は、その嬉しくなる方の面について書きたいと思います。
常日頃より感じることの多い、人とのご縁にはいろんな形があります。この仕事では、お客様が印をご注文くださるところから、そのご縁が始まります。遠く離れて会った事もない私に、ご自身の大切なお名前と金銭を預ける不安を押してホームページからご連絡をくださる、その時点で私は心動かされてしまいます。私は運命論者ではありませんが、そこには「縁」と言うものの存在を、確かに感じてしまうのです。これから書くのは、そうして温かいご縁をくださった方達の事です。
つい先日、なかなかに印象深い事がありました・・・
その日、私は古い友人で書道家の塩川もと子氏と昼食をとる約束をしていました。このところお互い多忙でなかなか機会がなかったのですが、まさに久々に会うというその日の事です。出がけにチェックした印のご注文のメールの中に、ある初めてのお客様からのご注文が入っていいました。なんとそのお客様は塩川氏のつてでのご紹介との事。氏の紹介でのHPからのご依頼は初めてで、一瞬わざわざこのタイミングで話が来るよう気を回してくれたのかと思う程のタイミングの良さでした。もちろんそんな訳はなく、お客様が主催してらっしゃる絵画の会の会員様よりご依頼があって、との事でした。それも山口県から。回り回って、このタイミングに落ちるご縁。素晴らしいじゃないですか。
そして時を同じくして、今度は1年近く前にご自身にとって初めての印をご依頼下さったお客様からのご注文を頂きました。この制作はとても心に残るものでした。最初のご依頼の時、お客様に印についてのご希望などを伺ったところ、長く辛かった過去と心象風景とを語って下さいました。それを私なりに全力で受け止め、文字に想いを託した印を作りました。精神的にはとても消耗しましたが、こんな嬉しい消耗なんて滅多にないと思えるお仕事でしたから、今もよく覚えています。本当に素敵な仕事でした。そして、こうして時を経て再び私を思い出して下さった事に、涙が出そうな想いでした。
さて、一時に違う方向から二つのご縁。
これは単なる偶然でしょうか? 私の応えは「Yes」そう、イエスです。
でもご縁の糸は偶然や必然とはまた違う空間を通っています。
だから、今はそのご縁を感じつつMacと石に向う日々なのです。
- 2006/03/06(月) 21:11:30|
- 想い|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0